介護に役立つNLPとは
Business psychology
深刻な介護の現場での悩みを改善したい
- 利用者と上手にコミュニケーションをとるには?信頼関係を築き、相手に安心感や親近感を持ってもらうことが大事
- スタッフとの人間関係を改善するには?相手を観察し状態や気持ちを把握する
- ツライことに直面して職場に行くのがキツイ場合は?感情のコントロールを覚えて心のケアを行なう
介護における対人関係の悩み
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利用者と友好な関係を築きたいけど、
なかなかうまくいかない- 利用者にどんな接し方がいいのかわからない…
- 介護の職場では、利用者とのコミュニケーションは必須。しかし、一言で利用者といっても、体が不自由な人、重度の認知症を患っている人など、障害や病状はさまざまです。また、利用者のなかには気難しい人もいれば、暴言を吐いたり攻撃行動をとったりする人も。なかなか利用者全員に同じ接し方をするのは難しくなります。そのため、利用者に対して「どのように声かけを行なえばよいかわからない」「接し方に戸惑ってしまう…」という悩みを持った方も少なくありません。
- 実は声や話が伝わっていないかも?
- 介護士によると「話しかけても反応してくれない利用者がいる」という声も。その結果、「話の内容に問題があったのではないか」、新人の介護士の場合は「新人だから警戒されてしまったのかも」と悩んでしまうこともあるようです。
もちろんそういった理由も原因の一つに挙げられることもありますが、なかには介護士の声が聞きとれない、または何を話しているのかわからず反応できなかったということも。普段通りに会話をしても伝わらないというケースは実際に多いようです。 - コミュニケーションを図るには
- 利用者とコミュニケーションがうまくいかないのは必ず何かしらの理由があるはずです。コミュニケーションをとるためには、相手の話し方や状態に合わせて声の調子や大きさ、話すスピードを調整することも大切。話すときは相手の目線の高さを合わせることもポイントです。また、相手の話に耳を傾けて相づちをうつことで「ちゃんと話を聞いてくれているんだな」と親近感を持ってもらうことにもつながります。
話題が見つからないときは、利用者が行なっている動作を会話の糸口に話しかけるとスムーズに会話へつなげることが可能に。会話の流れで一緒に作業を行なうと、さらに信頼関係を深めるきっかけにもなります。 - 安心感や親近感を持たせ、信頼関係を築く
- 円滑にコミュニケーションをとるには、相手との「信頼関係」を築くことがとても重要になります。その信頼関係を築くためにも、相手に興味を示したり共通の話題を探したりしながら、話しやすい空気や雰囲気をつくるのが◎。NLPでは、信頼関係のことを「ラポール」と呼び、コミュニケーションをとるうえでの土台となる存在として位置づけられています。ラポールを築くことで相手の想いを引き出し、スムーズなコミュニケーションを図ることができるのです。
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スタッフとの人間関係を良くしたい
- 介護現場の現状とは
- 介護の仕事は女性の割合が多いこともあり、独特な人間関係が築かれやすいとされています。また、体力的にハードな仕事なうえに、入居タイプの施設の場合は夜勤などもあり生活も不規則に。人手不足で心のゆとりがなくなり、ちょっとしたことで意見や考えのすれ違いが起こって衝突し関係がギスギスすることも少なくないようです。
- 実は人間関係で悩む人が多い?
- 職場によってはスタッフ間での「派閥」があり、コミュニケーションを図ろうと話しかけてもほかのスタッフのミスや悪口について延々と話され、聞いているこっちのテンションも下がるということがあります。お互い陰口の言い合いや仕事の押し付け合いなどで雰囲気の悪化につながっているようです。派閥に入らず中立の立場にいたとしても、職場の雰囲気に疲れストレスを抱えてしまっている人もいます。チームプレイが重要になってくる介護の仕事のなかでそういった人間関係で悩んでいる人は多く、人間関係を理由に職場を辞める人も少なくありません。
- コミュニケーションを図るためには
- 介護の職場では、スタッフとの連携は必要不可欠。ほかのスタッフと円滑に利用者のケアを行なうためには、良好な人間関係を築くことが大切です。態度が悪いスタッフがいるからといって、自分までも相手に対して悪い態度をとってしまってはさらに職場の雰囲気を悪くするだけ。日頃から意識的にあいさつや声かけを行なうなど、自分から行動することで職場の雰囲気をよくするきっかけをつくることも大切になります。
- スタッフとの人間関係を改善するためのコツ
- コミュニケーションが大切だからといって、すぐに相手に話しかけるには勇気がいるという人も。コミュニケーションを図るうえで、相手のことを観察してみるということも大切です。話す言葉以外でも相手のしぐさや表情などを注意して見ていくことで、相手の感情を読み取れるようになります。NLPではそれを「キャリブレーション」と言い、観察することでより相手の気持ちや状態を把握することができるように。日頃からキャリブレーションを意識することで些細な変化にも気づけるようになり、密なコミュニケーションを図れるようになります。
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辛いことに直面し気が滅入ってしまって
職場に向かうのが億劫…- 利用者への対応に困って職場に行くのがツライ
- 利用者の多くは笑顔で接してくれますが、なかには理不尽な要求を出してきたり暴言や暴力をふるってきたりと対処に困る人もいます。また、利用者とのコミュニケーションがうまくとりきれず、ほかのスタッフに対して利用者が「別のスタッフに変えてくれ」と言っているのを耳にしてしまったという経験をした人も。
ハードワークななか利用者からの言動でショックを受けたりストレスが溜まったりして、職場に行くのがツライと感じてしまう人も多いようです。 - 上司から叱咤されて気が滅入ってしまう…
- 利用者に関する悩みだけでなく、一緒に働く上司に関して悩む人も少なくありません。例えば、「ほかのスタッフに比べて上司から怒られることが多い」といった悩みや、「わからないことをしつこいくらいに質問していたら、関係がギクシャクしてしまった」など。
上司から怒られることが多くなると「嫌われているのかも…」「なんで自分だけこんなに怒られているのだろう」と悩んでしまい、職場に足が向かなくなってしまいます。 - 相手の性格や考え方を理解することも大切
- では、利用者や上司がなぜ自分に強く当たったり注意したりするのかを考えてみたことはありますか。ただのわがままで言っている利用者もいますが、なかには年をとるにつれて「今までできたことがうまくできない」ことにストレスを感じ、かまってほしくて暴言を吐く人も。
上司の場合は、本人は普通に話しているつもりでも口調がキツくなってしまい上から口調になるのかもしれません。また、ほかの人の同じ作業をしていても、実は重要なことを見落としているから注意をしている可能性も。どうして上司から注意されているのかを客観的に考えることも大切です。相手の性格や考え方を理解して接し方を変えることもポイントですね。 - 自分の心のケアをするには
- 「仕事場に行きたくない…」と思っていると、頭のなかで考えていることがつい行動にも出てしまい現場でのミスや事故につながってしまう恐れもあります。相手との人間関係を築くためにコミュニケーションを図るのも大切ですが、「やっぱりツライ…」という人も。
そのような人は、自分のなかできちんと気持ちの整理をつけてうまくストレスのケアを行なう必要があります。NLPの「アンカー」を利用することで自分の感情をうまくコントロールできるようになり、いつでも自分のなかの最高の状態を引きだすことが可能にしますよ。
効果的にNLPを学べる
講座の選び方


看護の悩みを解決へと導くNLPメソッド
人と人が接する介護の職場では、利用者とはもちろん、同僚や上司などスタッフとの信頼関係がとても重要になります。その信頼関係を築くためにポイントとなるのがコミュニケーションです。NLPのメソッドを学び習得することで、コミュニケーション能力を身につけることが可能になります。今まで感じていた看護に関する悩みも解決へと導いてくれるはずですよ。
NLPのメソッドやテクニックはネットや書籍で学ぶことは十分に可能です。ただ、職場や仕事で活かすためには、対人で実践できる講座がオススメ。なかでもより効果的に学べる多様な年齢層や職種の人のいる講座をどういう基準で選ぶのか?おすすめの講座はどれか?などを紹介します。