保育士に役立てるNLP活用法保育士

保育士に役立つNLPとは

Business psychology

NLPメソッドを活用して保育士の悩みを解決

  • 子どもに心を開いてもらうにはどうすればよいか?ポジティブに思考とコミュニケーションが重要!
  • 保護者からのクレームに対処するためには?感情的にならず冷静になって相手の意見に耳を傾けること
  • 子どもが消極的な場合はどうするか?楽しいことを連想させて行動を促すスキルを身につける

保育士における対人関係の悩み

  1. 一生懸命向き合っているのに子どもが心を開いてくれない…。どうやってしつけをしていますか?

    子どもとの関係性に悩んでいる
    子どもがいうことを聞かない・しつけの正しいやり方がわかならい・子どもが心を開いてくれないという悩みは、保育士であれば誰しもが経験するでしょう。どんなに一生懸命やっても子どもにすべては伝わらないものです。そんなときにチェックしてほしいのは「子どもに禁止令を出していないか?」ということです。禁止令とは、子どもの行動に対して大人が感情的になって不合理に命令することをいいます。
    自分の期待を感情的に伝えないこと
    例えば、子どもが小さいとご飯をよくこぼしてしまいます。そんなときにしかめっ面をしたりため息をついたりしてはいませんか? 物心がついている子どもには「こぼしたらダメでしょ」「汚いからやめて!」と感情的な言葉を投げつけていないでしょうか?

    食事のときに禁止令ばかりを口にしていると、将来子どもが大きくなったときに、食事をするのが好きじゃなくなる可能性が高くなります。禁止令の行動は無意識に行われている場合が多く、トラウマと同じ働きがあるのです。 感情的に叱ってしまうと、子どもにとってそれがストレスになり、心を閉ざしてしまいます。
    子どもとの関係性を深めるためには肯定的な考えを持つ
    失敗しても、子どもをあまり厳しくしかりつけないことが大切。「失敗も成長のために必要なこと」「失敗した数だけこの子は成長する」と、捉えれば感情的にならずに済むはずです。NLP的にいうとこれを「リフレーミング」といいます。リフレーミングは物事の視点を別の角度から見る考え方のひとつです。
    リフレーミングを身につければ子どもを理解できる
    子どもに心を開いてもらうために、リフレーミングを身につけることは保育士の仕事をするうえで、とても大きな働きをしてくれます。もし食事のときにご飯をこぼしても「この子たちは一生懸命やっているから悪くない」と考えられるようになり、ポジティブな気持ちで子どもを接することができるようになります。

    子どもに対してリフレーミングを上手く使いこなせれば、必ず子どもは心を開いてくれるはずですよ。
  2. 保護者からのクレームにストレスが溜まっている!
    どうすれば解決できるの?

    保育士は人間関係の悩みが多い!
    数ある仕事の中でも、保育士は人間関係の悩みが非常に多いといわれています。なかでも大変なのは保護者との人間関係です。

    朝が来るのがとても恐怖で、休みの日でも「次の日は仕事か…」と気持ちも休まらないなんて人も少なくないそう。そうなるとだんだん精神的にも苦しくなっていきます。

    一生懸命やっているのに「なんでこんなことしかできないの?」、「うちの子をまったくわかっていない」といわれる始末。頭に血がのぼった保護者には本当に困ってしまいます。ときには、保護者のストレスのはけ口になっているのではと思うときもあるほどです。
    よくありがちな間違った対処法
    保護者に何かクレームをいわれたときに、一番やってはいけないのは「相手の言い分を認めないこと」です。とっさに反論する、イラッとした表情をみせると保護者はヒートアップしてしまいます。

    最終的にテレビの討論番組のように、何を話しているのかわからないほど早口で言い合ってしまったという保育士もいるようです。ストレスは発散されるかもしれませんが、話は何も解決はしていません。
    保護者のクレーム対応で大切なこと
    クレームに対してついつい反論する人もひたすら耐えてしまう人も、クレーム対応で心がけたいことは同じです。まず「保護者のクレームを否定しない」ということ。何か要求された場合やクレームをいわれた場合、「でも」「~は違います」「~はありません」「~できません」という否定言葉は使ってはいけません。また「どうしてそのようなことをいうのですか?」「何をいっているのですか?」「どうすればよいのですか?」というのも否定言葉になるので注意しましょう。

    保護者のクレームがひどくなる原因は、保育士の対応やリアクションが良くないことで起きる場合が多いのです。
    事実を認めてあげることで問題は解決しやすくなる
    耳を塞ぎたくなるようなわがままなクレームや理不尽な要求がきたとしても、まずは謙虚に受け止めることが解決のスタートです。勘違いしてはいけないのが「相手の言う通りにする」ということではなく、事実を認めるだけでOK。ショックを受けるのも興奮するのもやってはいけません。

    そして肯定的な言葉で返答をしていきます。「そうですね」「本当ですね」「それはたいへんですね」など一例。「あなたのいい分を理解しています」「受け止めています」という気持ちを伝えることができます。このように相手に合わせて会話をすることをペーシングといい、相手と信頼関係を築くためのNLPスキルのひとつです。
  3. 子どもが何をするにも消極的な場合が
    どうすればいいのか

    泣く・すねる子どもへの対応はどうすればいいのか
    お母さんが保育園に送り届けたあと、泣いてしまったり駄々をこねたりする子どもは多いもの。せっかく保育園に来ているのだから友達と仲良く遊んで、元気に過ごしてほしいんです。ここで「○○ちゃん泣き止んで、お友達と遊びましょう」と誘っても余計に泣いたりすねたりするだけで、逆効果になります。
    嫌がる子どもの気持ちを受け取る
    子どもが嫌がっている場合は、まず一旦すべてを受け取るという対応が好ましいです。これをNLPでペーシングといいます。例えば子どもが「遊びたくない!」と駄々をこねた場合「そっか、遊びたくないんだね」と返しましょう。「ママに会いたい」といったのなら「そうだね。ママに会いたいよね」と伝えてください。

    ペーシングをすることで、子どもは「気持ちを受け取ってもらえた」と嬉しい気持ちになるでしょう。

    実際、大人でも話を聞いてもらい同調してもらったらいい気持ちになるはずです。
    楽しいことを連想させる
    ペーシングをしたあとで、やることはリーディングという方法を活用します。リーディングは、「未来に起きる楽しい出来事を想像させる」質問を投げること。例えば、「お昼寝が終わったらおやつは何かな?」「おやつが終わったらお迎えがくるかな?」といった感じです。また「お着替えの洋服、赤と緑どっちがいい?どっちがママは喜ぶかな?」のように2択の質問もいいでしょう。ポイントはポジティブな選択肢にすること。ワクワクさせるような質問ができれば、楽しく過ごせるようになります。
    なりたい自分を具体的にイメージさせること
    「ちゃんとご飯を食べたら○○みたいになれるかもね!」という風にやる気を出させることが大切です。○○の部分には子どもにとって憧れのキャラクターを上手く使ってやると効果的。これをNLPではモデリングといいます。パターンは色々ありますが、理想のなりたい姿をイメージさせるのがポイントです。

効果的にNLPを学べる
講座の選び方

NLPは保育士に欠かせないスキル

保育士は子どもを相手にコミュニケーションを取る仕事です。子どもは大人と違って、言葉を思い通りに伝えることや聞き取ることはできません。そのため人間の五感を使ってコミュニケーションを取るNLPのスキルがないと、いくら子どもが好きな人でも苦労するでしょう。

NLPスキルを身につけることができれば、悩んでいる子どもとの関わり方や保護者との関係性が円滑になります。そうすれば、今以上にやりがいのある仕事になることでしょう。

NLPのメソッドやテクニックはネットや書籍で学ぶことは十分に可能です。ただ、職場や仕事で活かすためには、対人で実践できる講座がオススメ。なかでもより効果的に学べる多様な年齢層や職種の人のいる講座をどういう基準で選ぶのか?おすすめの講座はどれか?などを紹介します。

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