教師に役立つNLPとは
Business psychology
NLPメソッドを活用して教師の悩みを解決
- 教師としての自信を持つには?違った視点から自分自身を見つめ直してみよう
- 生徒たちとの信頼関係を築くために、信頼関係を築くためのテクニックや感情を読み取るスキルを身につける必要がある
- 連携が必要な教師間での人間関係を良くするコツは?相手をよく観察し、表情や動きの変化を読み解けると円滑なコミュニケーションが図れる
教師における対人関係の悩み
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教師として自信が持てない
- 自信を失う教師が多い学校での現状は?
- 教師という職業は教材研究や生徒指導、事務処理など多岐にわたる業務をこなしながら生徒へ授業を行ないます。そんな多忙な教師に対して、授業をしっかり聞いてくれる生徒がいる一方、反抗的な態度をとって授業を聞かない生徒や暴言を吐いてくる生徒も。ひどい場合では、クラスが荒れてしまうケースもあるようです。
そんなことが毎日続いていると頭痛や吐き気など、溜まっていた精神的ストレスが体調面にあらわれる人も。生徒の問題だけでなく場合によっては保護者からのクレームなどが重なり、だんだん教師としての自信を失って教師を辞めるケースも多く見られます。 - 真面目がゆえに精神的ストレスを溜めこむケースも
- また真面目すぎる教師の場合、「自分は教師なんだから生徒たちを良い方向へ導かなければ!」と強い使命感を抱きすぎて、現実の壁にぶち当たったときにその熱意が空回りしてしまうことも。
結果、「生徒を良い方向に導くことができない」「自分には素質がないんだ」と教師としての能力に限界を感じてしまい、教師を辞めたいというところまで追いつめられる人も少なくないようです。 - 自信につながるNLPの「リフレーミング」とは?
- NLPの「リフレーミング」は、そんな自分に自信が持てない人に役立つメソッドです。
まず自分の嫌だと思う部分を一つ挙げてみてください。その部分を別の表現に置き換えてみるとどうでしょう。
例えば、自分の「内気な性格」が嫌いだと思っている場合、反対に「独自の世界を持っている」「落着きがある」などに置き換えることができます。 - 違った視点から自分自身を見つめ直す
- 今回のように「自信が持てない」という気持ちを違う表現に変えると、「慎重派」「じっくり考えて物事に取り組む」という風にあらわすこともできます。
このように、マイナスだと思っていたことを違った視点から捉えることで、新しい気づきがあるからこそ前向きな方向に転換できるのではないでしょうか。
NLPでは紹介した「リフレーミング」を習得することができ、普段から柔軟な考え方で物事を捉えられるようになります。
参考書籍
「手にとるようにNLPがわかる本」加藤聖龍・著(かんき出版) -
生徒たちとの信頼関係がうまく築けない
- 生徒との信頼関係の築き方が分からない
- 生徒たちとうまく信頼関係が築けずに「クラスが荒れてしまった」「もう学校に行きたくないと思った」というのはよくある話です。
何をしてもうまくいかないことが続くと、教師としての自信を失っていきます。
これは新任教師だけでなく経験豊富な教師にも多い悩みです。近年では体罰の問題やモンスターペアレントの影響などもあり、コミュニケーションをとるのが困難に。
小学校高学年以降の思春期になるとさらに生徒と関係を築くのが大変になります。 - 教師と生徒には「ラポール」が必要
- 生徒との信頼関係を築くのが難しいという教師におすすめしたいのが心理学の「ラポール」です。
ラポールをフランス語に訳すと「心の架け橋」という意味で、心理学では何もしなくても心が通じてストレスがない状態のことを指します。
ラポールを形成することは、教師と生徒の関係を築くためにとても大切なことなのです。 - ラポールを形成するためのテクニックを伝授
- 生徒が心を開いて接することができる教師になることを目指し、ラポールの形成に効果のあるテクニックをいくつか紹介します。
相手のしぐさや姿勢を真似する「ミラーリング」。
例えば、生徒が前のめりになって話をしているときは教師も前のめりで話を聞く、生徒が悲しそうな顔をしている場合は教師も悲しそうな表情で返答します。
このように相手の動作や身振りを真似することで、自分と似た存在だと感じ親近感や安心感を抱くようになるのです。
ただし、あまり不自然に真似をすると逆に不信感を与えてしまうので、ミラーリングをする場合は自然体を心がけてください。 - 言葉にならない気持ちや状態をNLPで認識できるようになる
- 信頼関係が築けていないと、生徒は正直な気持ちを言葉に出さないでしょう。
もし「言いたいことがあったら正直に言ってみろ!」と生徒に伝えても「別に…」「なんでもありません…」と返してくることがほとんどです。
特に小学生や中学生は、言葉にできないような複雑な感情を持っています。
そんなときは、相手の心理を言葉以外で見抜かなければいけません。
これを「キャリブレーション」といい、姿勢・表情・呼吸・声のトーンなどから判断します。
キャリブレーションのスキルを身につければ、生徒の些細な変化に気づけるようになり、生徒の言葉にならない内面の感情や状態を認識できるようになりますよ。
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教師間での人間関係を良好にするためには
- 教師でも人間関係で悩む人が多い?
- 通常の企業では仕事を辞める理由の上位に「職場の人間関係」がランクインすることが多いのですが、公務員である教師に関してもそれは例外ではありません。
教師のなかには子どもの教育に対して強い考え方を持つ教員が多く、ちょっとしたことで教師間でぶつかったり、意見を曲げず言い合ったりすることも多いようです。
また、「自分は生徒のことを一生懸命考えているのに、この先生はまったく生徒のことを考えていない」と一緒に働くことに嫌悪感を抱くことも。
仕事へのモチベーションにも影響が出てしまうようです。 - 教師間での知られざる人間関係
- 学校という職場では妬みやひがみから人間関係がギスギスしていることも多く、職員室の雰囲気が悪い学校もあるようです。
また、教師間によるいじめも多く、お互い足の引っ張り合いなんてことも。
なかには上司からのパワハラを受けている教師もおり、とある上司にほかの教師よりもキツくあたられることがあるというケースも少なくありません。
生徒のために頑張りたいけど、そういった同僚や上司のいる職場環境で働くのがツライと感じ、教師を辞めたいと考える人も多いようです。 - 連携が必要不可欠な職場で信頼関係を築くには?
- 人を育成する役割を担う教師には、コミュニケーション力は必要不可欠。
また、多種多様な問題が生じやすい教育現場において、教師間での連携はとても重要になってきます。
職場での人間関係を良好にして信頼関係を築いていくためにも、まずは相手のことを理解することからはじめましょう。 - キャリブレーションで相手の感情を読み解く
- 相手のことを理解するためには、表情やしぐさ、姿勢などを観察することがポイント。
NLPではこのことを「キャリブレーション」と称します。
日常での会話でも自然と相手を観察しながら話しますが、それを意識して相手を観察することでこれまで以上に相手が発したいことに気づくことが可能に。
相手の微妙な表情や動きの変化から感情を読みとることもできるようになります。
参考書籍
「手にとるようにNLPがわかる本」加藤聖龍・著(かんき出版)
効果的にNLPを学べる
講座の選び方


教師の悩みはNLPメソッドを習得することで解決できる
教育現場に携わる教師には、コミュニケーション力や信頼関係を築くためのスキルは欠かせません。
教師の悩みでも多い生徒や教師間での人間関係を良好にするためにも、効果的にスキルを身につける必要があります。NLPではそのようなスキルを効率的に習得することが可能。深刻な悩みもNLPで解決へと導くことができますよ。
NLPのメソッドやテクニックはネットや書籍で学ぶことは十分に可能です。ただ、職場や仕事で活かすためには、対人で実践できる講座がオススメ。なかでもより効果的に学べる多様な年齢層や職種の人のいる講座をどういう基準で選ぶのか?おすすめの講座はどれか?などを紹介します。