webディレクターに役立つNLPとは
Business psychology
NLPメソッドでwebディレクターの悩みを解決
- クライアントからの急な依頼変更の要求を部下に不満を感じさせずに伝えるには?ポイントを抑えることで、モチベーションを保つ。
- 遅刻や欠勤の多いプロジェクトメンバーがいる場合の解決法とは?本質的な理由を知ることで解決へ導きましょう。
- 時間をかけずに人間関係を円満にするには?プロジェクトメンバーの仲を取り持つことで、業務効率をアップ。
webディレクターにおける対人関係の悩み
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クライアントからの急な変更依頼を
部下にどう伝えるか- 急なデザイン変更依頼を受けたときの対応法
- 制作物の仕上がりを具体的に示すために作られるカンプ(見本)によるクライアント確認ではGOサイン。コーディング後のデザインを見て、「なんかイメージが違う」というクライアント…よくある話です。もちろんこのクライアントに対して、説明を尽くすことも大切ですが、往々にして変更が優先されてしまうもの。このときに気をつけなければならないのが、デザイナーとマークアップエンジニアへの対応です。
- モチベーションを下げないようにするには
- 「何だよ!クライアントが急に変更しちゃってさぁ」と同意を求めると、プロジェクトメンバーとして共感はできるでしょう。とはいえ、作業をするのは自分たちという意識の強いメンバーのモチベーションが下がってしまう可能性があります。解決方法や負担を軽減する方法を考え、言い回しを工夫する必要があるのです。「コーディング後に変更はできないって、何回も伝えていたにも関わらず、結局押し切られた。だからリテラシーの低いクライアントは…」と考えがちですが、そこはぐっと堪えましょう。
- プロジェクトメンバーの説得するコツ
- たしかに現在の事実と未来の負担を考えると、こう考えてしまうのも無理もないです。しかし、これをWebディレクターがプロジェクトメンバーにそのまま伝えては、モチベーションを下げてしまいかねません。そこで役に立つのがNLPの考え方です。ネガティブな感情をポジティブに変換することができれば、意外と物事は良い方向に進んでいきます。プロジェクトを進行するwebディレクターこそが、前向きな考えを持つ必要があるのです。
- リーダーは前向きな姿勢を見せるべき
- たとえば、メンバーへこう伝えてはいかがでしょうか。「クライアントもようやく本腰を入れてくれました。プラスオンのアイディアをもらえるようになって、これからもっと信頼関係が深まり、このプロジェクトの成功は目前です。そのために、今回の変更をみんなで一丸となってがんばりましょう!」ポジティブすぎる発言に引いてしまう方もいるとは思いますが、この人は前を向いているという姿勢と、良くしていこうという目標を明確に提示できています。このやり方をNLPではリフレーミング(リンク)と呼び、ネガティブな発想の視点を変えてポジティブに変えていけるのです。
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遅刻や欠勤が多いプロジェクトメンバーへの
対処法- メンバーに遅刻や欠勤が多い場合どうすればいい?
- 遅刻や欠勤が多い場合は、必ず都度注意する必要があります。うるさく言いたくないという気持ちがあるかもしれませんが、会社で働く上では守るべきルールです。しっかりと注意しておかなければ、「遅刻してもいいんだ」と思われかねません。web業界では勤務時間を自由に決められるフレックスタイムを導入している会社も多いので、時間のメリハリを付けるのが苦手な人もいるでしょう。また頭ごなしに注意しても聞き入れてもらえないことが多いので、人それぞれに合った伝え方をする必要があります。
- 体調不良なら会社の人事に相談してみるのも◎
- なぜ遅刻や欠勤が多いのか聞いてみて、もし体調不良が原因なら人事の人に相談してみるのも良いでしょう。持病なら体調が回復するまでしばらく療養してもらうとか、必要であれば部署移動をしてもらうことも必要です。体調が思わしくないのに無理やり仕事をしてもらっても効率が良くないですし、本人の体調がさらに悪化してしまう可能性もあります。メンバーの体調を気にしておくのもwebディレクターの仕事だといえるでしょう。
- 本質的な理由を知って改善する必要がある
- 遅刻や欠勤をしたくてしているという人はいません。必ずなにかしらの理由があるはずです。たとえば、「残業が続いて睡眠時間が確保できず朝起きれない」「現在の業務に不満があって会社に足が向かず、ついつい休んでしまう」といったことが考えられるでしょう。もちろん他の理由も考えられます。遅刻や欠勤を責めるのではなく、メンバー一人ひとりの本質的な原因を探し出して解決策を提示することが大切なのです。
- 本音を聞き出すためにはコミュニケーションが大事
- 相手から本音を聞き出すためにはコミュニケーション力が必要になってきます。とはいえ、やろうと思ってもなかなかできるものではありません。NLPのコミュニケーションメソッドである「キャリブレーション(相手の状況を見極める)」を学べば、相手の表情や動作、口調などから状況を見極めることができるようになります。相手の心情を読み取り、相手に合わせた会話をすることで、本音を聞き出すことができるでしょう。そうすれば、相手の悩みを解決できますし、プロジェクトを円滑に進めることにも繋がるのです。
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プロジェクトメンバーの仲を取り持つには
- メンバー同士の仲が悪くて困っている
- プロジェクトを進めるにあたって重要なのはチームワークです。メンバー同士の仲が悪くては円滑にプロジェクトが進みません。それだけではなく、職場の雰囲気まで悪くなってしまい他のメンバーにも影響を与えてしまう可能性もあります。そうなると全体的な進捗が遅くなり、納期に影響してくる場合も考えられるでしょう。プロジェクトをしっかり進めていくためには、メンバー同士の仲を取り持つこともwebディレクターの仕事のひとつです。
- なぜ仲が悪くなってしまったのかを知る
- 解決策を考えるためには、根本となるメンバー同士の仲が悪くなった原因を知ることが必要です。まずは他のメンバーから情報を集めます。このときに注意してほしいのは、あからさまに聞くのではなく何気ない会話から聞き出すこと。探っていることを当事者のメンバーに知られると、状況を悪化させてしまうことに繋がりかねません。状況がわかるくらいの情報が集まったら、本人たちから具体的な話を聞いてみましょう。
- 中立な立場から各メンバーの話を聞く
- 各メンバーから話を聞く際は、あくまで中立な立場を意識しましょう。感情論で動いてはいけません。その状況を客観的に見ることが大切です。また本人から話を聞く際は、中立な立場に立ってくれそうなメンバーに同席してもらい意見を出してもらうのもいいでしょう。web制作会社は20~30代の若い人が多いので、衝突することも多々あります。とはいえ、理由を解決すれば仲直りするのも早い傾向にあるので、大ごとにしないのが無難。解決できなさそうな場合でも、せめて周りに迷惑をかけないように指導することも必要です。
- 冷静な気持ちでコミュニケーションを図る
- メンバー同士の仲を取り持つのもwebディレクターの仕事ですが、そう簡単にいかないのが現実。業務量が多いとそこまで気が回らないこともあるでしょう。できるだけ短時間で素早く解決する必要があります。NLPの「ラポール(信頼を築く基礎)」メソッドを習うことで、効率良く解決できるかもしれません。ラポールはフランス語の「懸け橋」や「つながり」といった意味です。相手との信頼関係を築き交渉や指示を的確に行ない、回答を聞き出すことでコミュニケーションをスムーズにしてくれます。
効果的にNLPを学べる
講座の選び方


webディレクターの悩みを解決するNLPメソッド
IT業界では仕事のスキルだけではなく、人間関係を円滑にするスキルも必要とされます。そこで重要になってくるのがコミュニケーションです。意思の疎通ができていないと、簡単な仕事さえこなすのが困難になってしまいます。NLPのメソッドを習得すれば自然とコミュニケーション力が身に付くので、クライアントやプロジェクトメンバーとの関係性をより良いものにできるでしょう。
NLPのメソッドやテクニックはネットや書籍で学ぶことは十分に可能です。ただ、職場や仕事で活かすためには、対人で実践できる講座がオススメ。なかでもより効果的に学べる多様な年齢層や職種の人のいる講座をどういう基準で選ぶのか?おすすめの講座はどれか?などを紹介します。