育成に力を入れているのに
なぜ部下はついてこないの?
独りよがりの指導では部下を育てられない
- 相手を見ずに自分の方法を押しつけるだけでは部下がついてこられず信頼関係を崩す恐れがあります
- 優秀な人ほど部下の気持ちを考えられず知らず知らずのうちに成長を邪魔していることも
- 部下1人ひとりと信頼関係をしっかり築き適切な目標へと導いてあげるのが理想的な上司の役割でしょう


部下を育てられないのはコミュニケーション不足?
部下を育てられない人の特徴
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- 部下との信頼関係を築けていない
- 信頼関係が築けなければ部下はついてきません。「この人の言うことなら頑張ろう」と部下が思ってくれなければ、大変な仕事を任せるたびにイヤイヤ仕事をされる可能性があります。指示が正しく伝わらないと、部下は育ちません。
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- なんでも自分でやってしまう
- 優秀な上司ほど当てはまるケースです。進捗が悪い部下に任せるより自分で仕事を進めたほうが早いと思ってしまいなんでも自分でやってしまいます。よかれと思っての行動かもしれませんが、部下は経験が積めません。
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- 部下の「意見」を否定してしまう
- アイデンティティーや価値観に関係する言葉は心の深い部分に影響します。意見は価値観や信念に近いものなので「なぜそんな考えになるんだ!」と否定してしまうと心に深い傷をつけてしまうことになり、関係を壊してしまうでしょう。
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- 中立な立場で話を聞けない
- 自分を理解してくれる上司がいる部下は安心感があるので積極的に挑戦できます。成長率も高くなるでしょう。何でも良い悪いを判断して中立に意見を聞けない上司のもとでは部下は育ちません。自分の価値観を押しつけるのは禁物です。
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- 認識のズレがあることを理解していない
- 人の考え方はそれぞれ違います。同じ言葉でも人によって捉えるイメージが違うのです。このズレを理解しないまま「きちんと説明したから伝わっているだろう」で終わらせてしまうと、コミュニケーションに齟齬が生まれてしまいます。
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- 部下に適切な目標を設定できていない
- 目標を達成していくことで人は成長します。ただ上司が抽象的で評価しにくい目標を設定してしまうと、部下は達成できたのかが曖昧になるので成長のスピードが上がりません。命令ではなく自発的な目標設定を誘導するのも大切です。
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- 誰にでも同じ方法で接する
- 人にはいくつかタイプがあって、図や写真など視覚からの情報を受け取りやすい人や、論理的な説明を理解しやすい人など違いがあります。みんなに同じように説明していると思い通りに伝わりません。人に合わせた接し方が必要です。
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- 無理に自分の意見に合わせようとする
- これまでプレーヤーとして実績を上げてきた人だと、自分の方法を部下にも強要しようとします。しかし、誰もが同じ方法で成功できるとは限りません。無理に目標や方法を押しつけられると部下は窮屈に感じてしまいます。
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- 忙しく働くことを美徳としている
- 世の中には朝から晩まで働くことを美徳としている人がいます。ただ部下のやる仕事まで手を出してしまったり、部下にも残業を強いてしまったりすると成長を止める原因に。部下が頑張れる環境を整えることが大事です。
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- 自分と同じ意見の人ばかり重視する
- 上司と同じ意見を持たなければ聞いてもらえないとなると、部下は自ら考えることをやめてしまうので成長が止まります。複数の意見を採用して多くの課題へアプローチするほうがチーム全体を成長させられるでしょう。
部下を育てられない人がハマりやすい、人間関係の傾向
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- 自分と同じレベルの指導に部下が耐えられない
- 部下も自分と同じようにできるだろうと同じレベルでの指導を行なってしまい、部下が音を上げてしまうケースです。優秀なスキルを持っている人ほどできない人の気持ちはわかりません。丁寧に教えているはずなのになかなか覚えてくれないと、つい「もっと勉強しろよ」と突き放してしまうこともあるでしょう。ただそれでは部下は育ちません。誰にも頼れなくなった部下はいずれ抱えている仕事をこなしきれずオーバーフロー状態になります。困っていても助けてくれない上司として距離を置かれ、信頼関係が失われてしまう可能性も…。信頼関係が失われた状態ではコミュニケーションを円滑に進めることができません。
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- 行動ではなくアイデンティティーを否定してしまう
- 部下にある書類をA3で500枚拡大コピーしてくるよう依頼したとします。しかし、部下は間違えてB4に500枚コピーしてしまいました。B4サイズではまったく使いものにならないので作業をやり直さなければなりません。そんなとき部下を育てられない上司は「なんでそんな馬鹿なことをしたんだ!」と怒ってしまうのです。部下のいけなかったところは“行動”や“能力”だったにも関わらず、“人間性”に近い部分を否定してしまうため心に深い傷をつけてしまいます。部下は前向きに考えることができなくなり、上司を避けるようになってしまうのです。
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- 自分がやったほうが早いので
つい部下の仕事までやってしまう - 一度は部下に仕事を任せたものの、自分に能力があるぶん「自分がやったほうが早く終わる」とイライラして最終的に部下の仕事をうばいとってしまうケース。上司の気持ちの根底には「納期に間に合わないと困る」「業績が落ちるのが怖い」という心理が働いていると考えられます。しかし、仕事を任されて経験を積まなければ部下は成長しません。向上心のある部下はモチベーションが下がって上司のもとを離れてしまうこともあるでしょう。人は課題に直面したときこそ解決するために知識や技術を吸収して成長します。部下に仕事を任せる技術も上司として重要なスキルなのです。
- 自分がやったほうが早いので
NLPを学んで部下との信頼関係を
改善できた体験談
部下1人ひとりの人間性に合わせて指導していくのが大事
チームリーダーとして部下を束ねる仕事を任される人の中には、プレーヤーとしても多くの経験を積んできた人が多いのではないでしょうか?仕事のできる上司であるほど仕事のできない部下の気持ちがわからず、手を焼くケースが多くあります。自分が身につけてきた知識をすべて伝えようと力を入れすぎてしまうあまり、部下がついてこれなくなってしまうのです。
自分では一生懸命指導しているはずなのに部下が離れていくので、どうすればいいのか迷うことも多いでしょう。そこで役立つのがNLPのメソッドです。部下と良好な信頼関係を築き、最適な目標へと導けるスキルを身につければチームを成長させることができます。チーム全体が前向きに仕事へ向かえるようになれば、働きやすい職場環境になるでしょう。
職場の人間関係を改善する。
自分を変えるNLPメソッド
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- 相手を理解し心を開く
- 良好な人間関係を築くならまずは周囲の信頼を獲得しなければなりません。人間は信頼関係が成立していない人からの言葉は受け入れにくくなるためです。NLPのスキルを身につければ、円滑なコミュニケーションの土台をつくれます。
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- 人とのコミュニケー
ションを円滑にする - 同じ言葉を伝えられても人それぞれ受け取り方が違うように、同じ現象でも人によって異なるイメージを持っているもの。NLPにはこの違いを把握し質問や確認で具体的に情報を伝えていくメソッドがあり、適切な意思伝達に役立ちます。
- 人とのコミュニケー
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- 自分の欠点を克服する
- 欠点があると自分に自信が持てず、独りよがりの指導や発言をしてしまうものです。自分に対するマイナスイメージを払拭し、望ましい人間になることで相手のことを考えた行動がとれるようになります。物事に前向きになれるでしょう。
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- 感情や行動を変える
- 気分によってモチベーションが上がらないことはありますが、チームのリーダーとしては常にポジティブにメンバーを引っ張っていかなければなりません。NLPメソッドにある意識的に感情や行動をコントロールできる技術が役立つでしょう。
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- 人の自発性に働きかけ
成長を促す - 部下の自発的な成長を促すのは上司として最も大切なスキルでしょう。質問の仕方や言葉の使い方で無意識にアプローチすることで、部下の成長を手助けすることができます。自分からどんどん成長していくチームにできるでしょう。
- 人の自発性に働きかけ
効果的にNLPを学べる
講座の選び方


NLPのメソッドやテクニックはネットや書籍で学ぶことは十分に可能です。ただ、職場や仕事で活かすためには、対人で実践できる講座がオススメ。なかでもより効果的に学べる多様な年齢層や職種の人のいる講座をどういう基準で選ぶのか?おすすめの講座はどれか?などを紹介します。