NLP資格の種類

日本は「米国NLP協会」が主流

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NLP協会は大きく3つに分けられます。

  • 日本の上陸しているNLP協会は大きく分けてふたつ
  • 日本でもっとも受講しやすい米国NLP協会の資格基準にのっとって解説。
  • 米国NLP協会ではNLP基礎であるプラクティショナー、意識しないでも実践できるマスタープラクティショナー、NLPについて教えられるトレーナーの資格がある

米国NLP協会の資格と
どう仕事に役立つか解説

米国NLPの資格概要

日本には、2つの米国NLP協会が存在しています。1つめはリチャード・バンドラーの協会。NLP創始者であるリチャード・バンドラーは、これまで100万人以上にNLPのスキルを教えてきた人物です。

2つめはNLPを世界に広めたクリスティーナ・ホールの協会です。NLP創始者リチャード・バンドラーから指導を受けた人物。世界で数名しかいない米国NLP協会認定の「メタマスタートレーナー」という資格を持っています。

NLP資格の認定団体について

NLPの本場であるアメリカの協会は、日本にも2つ進出しています。それが、上述した「リチャード・バンドラー氏」の米国NLP協会と、「クリスティーナ・ホール氏」の米国NLP協会です。それぞれが資格認定コースを開催しており、また学べるカリキュラムについての差異もさほどありません。どちらかの協会で迷ったときは、セミナーの雰囲気や講師との相性を参考にすることがお勧めです。

ただし、単にNLPを学ぶだけではなく、「最終的にはNLPトレーナーを目指している」という場合は、少し注意が必要です。どちらの米国NLP協会も「NLPトレーナーコース」を開催していますが、リチャード・バンドラー系コースの場合はアメリカでの開催のみになります。一方クリスティーナ・ホール系コースは日本国内でも開催しています。

ただし、リチャード・バンドラー系のNLPマスタープラクティショナーコースに参加した場合は、アメリカのトレーナーコースと日本国内のトレーナーコース、どちらにも参加できます。クリスティーナ・ホール系のNLPマスタープラクティショナーコースに参加した場合は、日本国内のトレーナーコースしか参加できないことになっています。

NLPプラクティショナー

コミュニケーションに卓越した人たちの思考や行動を分析して開発されたのがNLP。セミナーや講座を受けることで、NLPプラクティショナーの資格を得ることができます。

  • どう役立つの?
    この資格を取得すれば、人間関係やコミュニケーションが上手くいっていない理由を明確にすることができます。また上手く理由に対しての解決策も身に付けられるのも特徴。「思うように部下が付いてこない」「会社の上司と上手く関係が作れない」「相手の求めることが分からない」といった悩みを持っている人におすすめの講座です。
  • カリキュラムは?
    NLPの資格でいうと初級にあたるのがNLPプラクティショナーです。NLPの資格を取りたいと思ったらここからスタート。NLPプラクティショナーの資格を受ける人は、10日前後の講座を受講する必要があります。NLPの基礎をじっくり学んでいくのがこのコースの特徴。欠席しすぎると資格取得できなくなるので、出席率は100%を目指したいところです。

NLPプラクティショナー
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NLPマスタープラクティショナー

NLPプラクティショナーで得た知識を深めて獲得できるのがNLPマスタープラクティショナー。人に影響を与えることができるNLP技術を学ぶことが可能です。

  • どう役立つの?
    この資格を取得すれば、セミナーやカウンセリングをする際にプロとしてNLPを活用できます。名刺にも「NLPマスタープラクティショナー」を名乗ることも可能。さらにNLPの最上級資格「NLPコーチトレーニング」を受講する権利を取得できます。
  • カリキュラムは?
    NLPマスタープラクティショナーは、NLPの資格レベルでいうと中級~上級にあたります。NLPマスタープラクティショナーは、初級のNLPマスタープラクティショナー資格を取得していなければいけません。カリキュラムでは、NLPマスタープラクティショナー講座で学んだことの応用や、より上級レベルの内容を学びます。NLPを人に伝えるスキルを身に付けられるのがポイントです。

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NLPトレーナー

NLPマスタープラクティショナーのさらに上級資格がNLPトレーナーです。NLPの講師になることができ、セミナー運営・指導に携わることができます。

  • どう役立つの?
    この資格を取れば、NLPを教える専門家としてセミナーを開くことができます。NLPを教えることを専門に独立して仕事にできるのもNLPトレーナー資格の特徴です。
  • カリキュラムは?
    まずNLPトレーナーの試験を受けるためには、NLPマスタープラクティショナー資格を取得していなければいけません。トレーナーになるにはアメリカでセミナーを受けてテストに合格する必要があります。スクールによっては、トレーナーになるための講義を行っているところも存在。コーチングの実践練習やトレーナービジネスについて学ぶことができます。

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NLP資格を取得することの
メリット・デメリット

せっかくNLPを学ぶのであれば、やはり資格を取りたいと考える人も多いのではないでしょうか。そこで、ここではNLP資格を取得することにおいて、いい面と悪い面も紹介しておきます。

NLP資格取得のデメリット

まずは、デメリットから見てみましょう。

  • 費用がかかる
    NLP資格の初歩である「NLPプラクティショナー」、そしてさらに上級資格である「NLPマスタープラクティショナー」の認定を受けるためには、専用のセミナーを受講する必要があります。2つのセミナーを受ければ、合計で70万から80万円の費用がかかります。さらに、NLPトレーナーとしての認定を受ける場合、それに加えて100万円以上の費用が必要です。また、資格の登録料が数万円、資格の更新料が毎年1万円前後といったランニングコストも必要になってきます。
  • それ自体を職業として活かせる土壌が少ない
    日本ではまだまだNLP自体の認知度が小さく、仮にトレーナー資格を取ったとしても、その資格を職業として成功するとは限りません。また、NLP資格自体が、就職や転職に有利になるかというと、それも難しいところです。そのため、NLP自体で収入を得られるかというと、まだまだ未知数な部分が大きいといえます。

NLP資格取得のメリット

次に、NLP資格を取得するメリットの一部を紹介します。

  • 仕事に活かすことができる
    NLPには、他者とのコミュニケーションなどにとても効果的なテクニックがたくさんあります。販促などの営業活動以外にも、人材育成や社内環境の改善など、さまざまな物事に活かすことが可能です。また、カウンセラーやコンサルタント、コーチなどに属する専門的な職業の場合、NLPのメソッド自体を仕事に活かすことができます。
  • NLPのプロを名乗れる
    NLPを学んで取れる資格は前述の通りで、認定を受ければ名刺などに「NLPマスタープラクティショナー」や「NLPトレーナー」と記載したり、また自らを「NLPのプロ」だと名乗ったりすることもできます。
【資格が必要かどうかは何を目指すかによる】

上記のとおり、NLPの資格取得にはメリットとデメリットがあります。資格取得自体を目的にするのではなく、何を目的としてNLPを学びたいのかによって、資格を取るかどうかを決めることがお勧めです。

【まとめ】NLP資格をどう役立てるかが大切
  • NLPの資格には「プラクティショナー」、「マスタープラクティショナー」、「トレーナー」がある
  • 資格取得には費用がかかる
  • セミナーやカウンセリングでプロとして役立てる場合、「マスタープラクティショナー」以上の資格が必要

NLPの資格は、段階を踏んで上級のカリキュラムへ進んでいきます。NLPのプロとして活動していきたい場合は、資格の取得を目標とすることもおすすめです。自分の仕事や人間関係に活かせるスキルを身につけたい、という場合は、NLPの初級講座であるプラクティショナーコースを受講してみましょう。

選び方次第で効果が変わる、
自分にあったNLP講座・
スクールの選び方

大切なのは、身に付けたNLPのスキルをどう活かしたいかを明確にすることです。「同僚との人間関係を円滑にすすめたい」「部下に信頼される上司になりたい」「カウンセリングやコーチングに活かしたい」などNLPを学ぶ理由はさまざま。また内容だけでなく予算や通える時間なども含めて、自分にあったNLP講座を選ぶようにしましょう。

NLP講座の選び方を
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