質問の仕方で問題解決へと導く(メタモデル)

質問の仕方で問題解決へと導くメタモデル

対人関係に、自分の感情のコントロールに役立つ
NLPメソッド大公開

NLPでは、質問や会話で得られた言葉から、その奥にある意味や隠された情報、省略されてしまった内容を引き出すテクニックをメタモデルと呼びます。メタモデルによって、本当の問題点やその解決の糸口が掴めます。

メタモデルで相手が見えなかった問題点が見える

  • メタモデルで質問することによって、言葉には出ない情報を引き出し、相手に気づきを与えることができる。
  • メタモデルには「省略からの回復」「歪曲からの回復」「一般化からの回復」がある。
  • アドバイスするのではなく、質問をすることで相手の考え方や意識を変えることができる。

効果的にメタモデルを習得する
NLP講座の選び方

質問で気づきを与えるメタモデル

メタモデルとは?

言葉は不完全なもの。メタモデルとは脳の中で省略・歪曲・一般化されて省略された情報を質問で引き出すことです。

言葉には現れない情報を引き出すことで、相手に問題点や課題点などの気づきを与えることができます。

方法としては以下のとおりです。

省略からの回復
歪曲からの回復
一般化からの回復

それぞれ詳しく見てみましょう。

  1. 省略された情報を引き出すメタモデル

    省略からの回復とは

    人が発する言葉は完全ではありません。何らかの情報が背景に隠されている(省略)ものですので、省略された情報を引き出すことで相手に気づきを与えることができます。

    例えば、相手が「仕事が大変」と言ったとしましょう。そこで何が大変か聞くと「不安だ」「効率が悪い」「このままでは間に合わない」「混乱してる」というような言葉が引き出せるかと思います。

    「不安だ」という言葉には、「何が不安なんですか?」と尋ねることで、不安に思わせる要素がわかります。

    「効率が悪い」と言葉にした場合は、人と比べて自信を失っている可能性があります。「誰と比べて効率が悪いのですか?」と尋ねることで、否定的な考えを正すことができます。

    「このままでは間に合わない」という言葉に対しては、「このままとは具体的になんですか?」と尋ねることによって、方策が見えてくる場合があります。

    「混乱しています」という言葉に対しては、何に対して混乱しているかを聞くことで、相手が混乱している原因を見つけさせることができます。

  2. 歪曲からの回復

    歪曲からの回復とは

    追い詰められると「人生終わった」と言っている人がいますが、実際に死ぬようなことはありません。これは現実を歪曲して事実でないことを事実であるかのように思い込んでいるからです。具体的に聞いてみると、「今の仕事は私には向いていない」「彼が私を苦しめる」というような言葉が出てきます。

    例えば「今の仕事は私に向いていない」と言われたときには、「誰がそう決めたんですか?」と質問します。仕事に向いていないのは単なる可能性の1つにすぎないのに、追い詰められていると、仕事が向いていないと決めつけてしまうものです。

    「彼が私を苦しめる」と言われたときには、「どのようにして彼はあなたを苦しめるのですか?」と質問してみましょう。人は他人の感情をコントロールすることはできません。苦しめられている本当の要因がわかるものです。

  3. 一般化から回復する

    一般化からの回復とは

    多数決では、当然多数派の意見が通るものですが、中には反対している人もいるため、「みんなの意見」ではありません。でも、多数決で決まったことは「みんなで決めたこと」となってしまいがちです。こういった現象を一般化と言います。

    他にも「いつも●●しいる」「●●しなければいけません」というのも一般化と言えます。

    例えば「いつも落ち込んでいるんです」と言っている人がいたら、「いつもですか?」と尋ねることによって、落ち込んでいないときもあることに気づけるのです。

    「もっと頑張らなければいけません」と言っている人には「頑張らないとどうなるのですか?」と質問することで、頑張る以外にも方法が見つかる可能性があります。

職場で役立つ
メタモデル

  1. メタモデルで仕事を抱え込んでいる友人を
    助けた事例

    頼まれごとが多くて忙しいA佳さん。友人のB子さんはA佳さんを心配して「仕事を断るとどうなるの?」と尋ねました。すると、A佳さんは「他の人に仕事が行くと思います。あまり忙しくない人もいると思うので」と答えました。するとB子さんは「それで?」とだけ尋ねました。するとA佳さんは「う~ん、忙しくない人にやってもらうことも大切かもしれませんね」と、必ずしも仕事を自分一人が抱え込まなくてもよいことに気づきました。

  2. メタモデルで部下の仕事の悩みを解決

    女性管理職として多くの部下をまとめているC華さんのチームには、ベテランから新人まで様々な社員がおり、中には思ったように仕事の成果を上げられない人もいます。 そこでC華さんは、そのような一人であった新人のD代さんに、「どういった点が問題だと思いますか?」と尋ねました。 するとD代さんは、「まだ仕事に慣れておらず、他の人から指示を受けても、どう対応していいか分からない時がある」と応えました。 そこでC華さんは、改めて仕事をマニュアル化して、より具体的な内容がD代さんに伝わるよう、チームの指示系統を調整しました。 その結果、D代さんは誰かから指示を受けた時に、自分が今どこで何をすべきかということを、はっきりと自覚することができるようになり、仕事の効率も見る見るうちに上がっていきました。

  3. メタモデルでクライアントの真の要望に気付いた

    子供向け施設を作るプロジェクトのリーダーとして抜擢されたE子さんは、クライアントからの要望書を基にして、チーム全員でアイデアを出し合っていました。 しかし、企画内容をクライアントへ伝えても、なかなか「何かが違う」とOKをもらえませんでした。 そこでE子さんは改めて指示書を見直し、その言外に込められた意味を読み取ることに努めました。 すると、指示書にあった「子供の安全性を第一に考え、危険を防ぐ」という言葉から、単に「危険な遊具を排除すること」が必要なのでなく、「子供が自由に遊んでも心配しなくていい環境を作る」ことが重要だと気付けたのです。 そこで、遊具を減らすのでなく、むしろ海外製の安全な遊具を増やした所、プロジェクトは大成功、E子さんの評価も一気に上がりました。

【まとめ】メタモデルで解決すべき真の問題を知る
  • 「メタモデル」とは、不完全な言葉に隠された情報を引き出すこと。
  • 大切な情報は言葉で「省略・歪曲・一般化」されてしまう。
  • 「省略された情報」とは言葉の奥にある背景や願望など。
  • 「歪曲された情報」とは、事実でないことをあたかも事実であるかのように思い込んで発せられた言葉。
  • 「一般化された情報」とは、それがまるで絶対に決められているかのように錯覚して発せられる言葉。

効果的にNLPを学べる
講座の選び方

NLPのメソッドやテクニックはネットや書籍で学ぶことは十分に可能です。ただ、職場や仕事で活かすためには、対人で実践できる講座がオススメ。なかでもより効果的に学べる多様な年齢層や職種の人のいる講座をどういう基準で選ぶのか?おすすめの講座はどれか?などを紹介します。

TOPに戻るTOPに戻る