メンタルヘルス

メンタルヘルス

Mental health
  • メンタルヘルスとはこころの健康。風邪と同様に、こころの病気は誰にでもかかるリスクがある。
  • こころの病気に対して、正しく理解すること、予防する環境を整えること、ケアの方法を知ることが重要。
  • NLPのメソッドを活用すれば、こころの病気の予防や早期発見につながるため、メンタルヘルスには効果的。

「メンタルヘルス」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。直訳すると「こころの健康」という意味になります。これまで、ストレスによるうつ病やノイローゼなどの問題は「性格」や「気の持ちよう」という捉え方をされてきました。

しかし、厚生労働省が平成12年に『事業場における労働者のこころの健康づくりのための指針』にて、企業にこころの健康ケアを推進するようになり、また労働環境の改善が叫ばれるなかで、「メンタルヘルス」という考え方が広まってきました。

免疫力が落ちる、病原菌が体内に入ると風邪になるという体の健康のしくみと同様、落ち込んだりストレスを抱えたりしているとこころの健康に悪影響が出るというのがメンタルヘルスの考え方です。

対処療法はもちろん、マスクを着用したり免疫力を高めたりして風邪を予防するのと同様に、労働環境を改善したりストレスをなくしたりすることでこころの健康を守るという予防療法も盛んに行われるようになりました。

メンタルヘルスとNLPの関わり

メンタルヘルスをケアするのは医師だけの仕事ではありません。会社の人事・労務担当者や職場の管理者が労働環境の改善や、ケアをできるしくみを整えることが非常に重要です。

そのためには、従業員一人一人の様子に気を配り、こころの不調をいち早く察知することが大切です。

例えばNLPの「キャリブレーション」というメソッドを使って、相手の表情やしぐさや声といった特徴から、相手の言葉には出ないこころ理状況や身体状況を見抜くことができれば、すぐにこころの不調を見つけることができ、適切な早期ケアが可能となります。

また、メンタルヘルスはセルフケアも重要です。ネガティブな考え方・イメージをコントロールする「サブモダリティチェンジ」を使うことで、ストレスを軽減することができます。

こころの健康を守る メンタルヘルスの特徴

厚生労働省ではメンタルヘルスについて4つの指針を出しています。

まずは「こころの病気について理解すること」です。これまで、うつ病といったこころの病気は理解されにくく、特に職場では「怠け」「甘え」と捉えられてきたことも少なくありません。まずはこころの病気について正しく理解を深め、「誰でもなりうる」「治療が必要」「治療すれば風邪と同じように治る」ということが大切です。

次に「セルフケアでこころを元気に」ということです。仕事に人間関係と、日常生活はストレスで溢れています。まずはストレスとは何か、ストレスが溜まるとどういったことが怒るのかを理解し、「ストレスから離れる・解消する」「考え方を柔軟にする」「誰かに相談する」といったセルフケアが重要であるとしています。

3つ目は「こころの病気と上手につきあう」ということです。先程もご説明したように、誰しもこころの病気になりうるのです。それを前提とした上で、こころの病気とはどのようなものがあるのか、不幸にもストレスでこころの病気になったらどのようなことが起こるのか、医療機関の受診方法やこころの病気とのつきあい方を知ることが大切だと言われています。

最後は「ともに支え合う社会づくり」です。こころが不調になったり病気になったりしたときには周囲に相談することで安心感につながるため、周囲の人との関係を良好にしておくこと、そして困ったときには相談窓口を利用することが大切。また、家族会やこころの病気に対処するためのさまざまな支援・制度があることを理解することが大切だとされています。

自分自身、家庭、職場、社会それぞれで、ストレスについて知りこころの病気を正しく理解する。そして、医療機関や支援・制度を利用してケアをしていくということがメンタルヘルスにとって重要なことだと言えます。

仕事や現場で役立つ心理学の
基本となるのは やっぱりNLP

NLPの手法を知り、活用できれば自分そして他人のストレスやこころの不調に早く気付くことができます。そうすればこころの病気を防ぐことができ、ひいては休職や退職、自殺などを防ぐことが可能です。

また、NLPのメソッドを使ってコミュニケーションが上手になれば人間関係のストレスも軽減できます。

マイナスの意識をプラスに変えれば仕事もうまくいき仕事に対するストレスも軽減できるので、NLPを学ぶということはこころの病気を防ぐセルフケアを学ぶということに直結していると言えます。

一般社員の方はもちろん、特に人事・労務に関わる方や経営者、管理職の方がNLPを学ぶと職場全体で適切なケアをできるようになるので、講座やセミナーなどで本格的に学ぶ価値は大いにあるかと思います。

まずはどのようにして学べば良いのか、どのような講座を選べば良いのかを考えてみましょう。

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